アメリカはここ、クリーブランド。

投稿者: えっちゃん (22ページ目 (161ページ中))

双子含む3児の母で、昭和レトロ・ヴィンテージデザインをこよなく愛し、地元コミュ運営しながら、ヴィンテージ雑貨や食器(Fire King・Pyrexなど)収集したり、webサイト作ったり、DIYしたり、たまに廃材を使ったリサイクル工作に熱中する在米日本人です。

差別の無い多様性のある未来を実現するため日々勉強してます。日々思ったことを不定期に書いてます。

日本の図書館にありますか?

。。。と、いきなり質問調の書き出しですが、素朴に疑問に思ったので書いてみました。

というのも、うちの息子達。大のLEGOファンでしてね。家では、ほとんどLEGOばっかり遊んでいるので、2年くらい前から近くの図書館主催のLEGOクラブに通い出してます。

そう、つまり疑問に思ったのが、これ。

日本の図書館には、LEGOクラブなるものはあるのでしょうか?

内容としては、ただ単に月一ペースで、子供達が集まり、図書館所有のLEGOで好きなものを作るっていうシンプルなもの。だいたい土曜の午後2時〜3時半くらい開かれて、図書館で支給されるお菓子やジュースを飲みながら、好きなLEGOで遊ぶんです。

そして、セッションの終わりには、くじ引きが開催されて、当たると小さなLEGOセット新品がもらえる特典付き!さらに、自分で作ったLEGOが図書館のショーケースに飾られるもんだから、子供達はもう大喜びなんですね。参加費も無料で定員も無いから、自由に参加・不参加ができる、親にとっても嬉しい企画です。

さて、なぜに日本の図書館について、疑問に思ったのか?というと、全くと言っていいほど日本の図書館について無知だから。っていうのも、私は岩手県の田舎で育ったので、図書館っていうと受験勉強で利用した以外全く記憶がないんですね。図書館も一館だけ町にあって、子供の頃に読み聞かせ会に行ったとか、絵本を借りたとか、本を借りたとか、そんな記憶もないくらい、図書館の存在がめちゃくちゃ薄い!

一方アメリカに来て、図書館を利用したかっていうと、そんなこともあまりなく、専門書や雑誌を借りる以外ほとんど利用しませんでした。

ところが、子供が生まれると、図書館について周りから教わる機会が増えたんですね。よって、絵本やDVDを借りるのはもちろんのこと、図書館でやってる読み聞かせ会に参加したり、図書館に設置してるキッズコーナーで遊ばせたりと、図書館が切っては切れない存在になっております。

そう、図書館なしで、育児はできない!と言っても過言じゃない!

。。。と声を大にして言いたいですね〜(笑)

そんなわけで、LEGOクラブはもちろんですが、他にも図書館が提供してる無料イベント、例えばパソコンの勉強会だったりとか、子供達が参加できるアート・クラフト会だったりとか、そういったものって日本でもあるんでしょうか?

なんだか最近、日本の教育システムについてあまり良いこと聞かないんで、こういった公共施設はどんなもんだろうか。。。思いたった次第です。

我が家のLEGOファンは、このLEGOクラブを毎月楽しみにしております。最近では、同じ学校の子達も通い出したんで、お友達も増えて楽しいとか。

図書館には、ホント感謝仕切れないな〜と思う今日この頃です。

十数年の時を超えて

実はワタクシ、十数年前まで写真家のアシスタントをしておりました。大学時代にたまたま取った必修科目が写真のクラスでしてね。やってるうちにのめり込んでしまい、めっちゃ楽しい!写真家とかもええんちゃう?みたいな、吐かない夢なんかもったりした可愛い時期でもありました。

そんでもって、当時写真のクラスを教えてた教授が日系アメリカ人の方でしてね。さっそく「写真」と「日本人」繋がりで意気投合して、卒業後の就職難に出くわした迷い犬だったワタクシをアシスタントとして雇ってくれたのでした。

正直とりわけやりたい!てな仕事じゃなかったけど、仕事無いし、写真好きだし、一応デザイン系ソフトウェアスキルあるしってことで、3年くらいやってました。いわゆる彼女に拾われたようなものです。

その仕事をしながら、同時にウェブデザインにも目覚めはじめ、初めて仕事で作ったウェブサイトもこの方の個人ウェブサイトでした。

そして本格的にウェブデザインにハマりだし、少しずつアシスタント業を減らしはじめた2006年8月。私を可愛がってくれた師匠は、突然他界してしまったのです。

その師匠こと、マスミ・ハヤシ先生。クリーブランドに長く在住してる方なら、もしかしたら聞き覚えがあるかもしれません。クレイジーな隣人に銃殺されてしまった事件を覚えていらっしゃるでしょうか?ちなみに、事件の詳細はウィキペディアに掲載されてますので、ご参考にどうぞ。

とにかく、今でもあの時の悲劇は忘れません。あの後ずーっと頭から離れませんでしたもの。そう、当時マスミ先生は、殺害される2日前に隣人の騒音問題を吐露しておりました。「そんなに大変なら、少しお友達のところに身を寄せるのも良いのでは?」なんて、生意気にもアドバイスした私。それが最後の会話だったなんてね。。。

そして月日が流れ11年。
実はこの週末、彼女の作品を集めた写真集が完成し、その祝賀会に招待されたのです。アート業界からずいぶん離れている自分が招待された事に、なんとなく申し訳ない思いがあったけど、その輪に入れてもらえた事にすごく感慨深いものがありました。

先生の家族や友人たちは、彼女が亡くなって初めて知り合った人たち。不真面目にアシスタント業をしてた自分は、当時かなり恥ずかしかったんですが、彼らは暖かく迎えてくれたのを今でも覚えてます。

実際この週末に11年ぶりに再会した皆さんも、同じように暖かく迎えてくれました。緊張でガチガチだった自分も後半には、なんとなく力が抜けていたりしてね。

今マスミ先生の写真集を手にして、なんとも不思議な気持でいます。彼女の晩年の作品のいくつかは、自分も少し携わっており、なんとも言えない思いが湧き上がって来たんですね。彼女との思い出とか、こんな思い、あんな思いで、作品を一緒に作ったよな~みたいな。

彼女の代表作に日系アメリカ人強制収容所シリーズがあるのですが、当時の自分は作品のメッセージ性とか、どんな思いで彼女が作ったのか、なんて考える余地は全くありませんでした。アメリカに20年近く住んで家族を持って落ち付いた今だからこそ、日系アメリカ人が辿った歴史に興味を持ち始めてるわけで、先生にもっといろいろ話しを聞いておけば良かったな~と、ただただ今は後悔しております。

移民の国アメリカが、今また変わろうとしてるこのご時勢、もし彼女がまだ生きていたのなら、どんな思いでこの国を見つめていただろうか?

そんな風に思いながら、彼女の作品集を見入ってしました。

建物・機械好きの息子が、先生の「Superfund sites(環境汚染指定地)シリーズ」やクリーブランド名所が含まれてる「Citiesシリーズ」の作品を見てこんなことを言ってました。

I love these photos! So cool!!! (僕この写真大好き!すごくかっこいい!)

なんだか涙腺が弱くなってしまったのは言うまでもありません。

ああ、十年も過ぎたんだな~と、しみじみ思った週末でした。

週末とか娘の成長日記とか

先週末は子供達が金曜から3連休だったんで、義理家族がやってきて賑やかな週末でした。はじめてりんご狩りに行ったり、ダウンタウンにあるサイエンスセンターに行ったり、その近くにある古い貨物船の博物館を見に行ったり、息子達の誕生会をやったり。盛りだくさんだったけど、久しぶりにいろんな体験ができてとーっても楽しかったです。

そうそう、そういえばずーっと娘の成長記録を書いてませんね。先月中旬過ぎだったかな?実はうちの娘が歩き出していました。そう、若干一歳ちょっと!息子たちより1〜2ヶ月早い月齢13ヶ月半ちょい。とにかく、あれよあれよと急成長した娘でした。

っていうのも、生後9ヶ月検診ではサポートなしでは座れなかったんですよ。小児科の先生に、セラピストのお世話になったら?って言われたくらい成長が標準じゃなかった娘。その後、あたかも眠りから覚めたかのごとく、はたまた「やってやるぜー、かーちゃん!」と言わんばかりに、なーんか急にちゃんと座り出したり、ハイハイし出したり、伝い歩きし出したり、毎週新しいことをとんとん拍子でやり出したんですね。で、そーこうしてるうちに、あーっという間に歩き出したっていうわけ。

今や階段の登り降りも、もう見てなくても大丈夫なくらい難なくこなしてます。さすが末っ子!にーちゃん達に負けずとガンガン行っちゃって。週末あたりからは、スプーンとフォークを見よう見真似で遊び使いを始めたるし!ああホント、息子達とあまりの違いに、親バカながら感心しております。


しかし3人目とあって、こっちも超テキトーですな。息子達のときは、めちゃくちゃベビーフードに気を配ってたけど、自分たちが食べてる物もぱくぱく行っちゃうもんだから、それで済ましちゃったりしてね。いや、でもその方がこっちは楽だし、小児科の先生がそれで大丈夫って言うから、それで全然いいんじゃないかなって。

夜は夜泣きもせずに夜通し寝てくれるし、乳歯が生える歯が痒いからって愚図るわけでもない。図書館や公園では、本能の赴くまま動き回るし、本当に手が掛からない独立心が強い子です。

一方息子達は晴れて7歳になり、子供の成長は早いもんだな~としみじみ。息子達が今の娘の年頃だった頃なんて、あまりに過酷過ぎてほとんど覚えてない!とにかく無我夢中で最初の3年が過ぎたわけで、今娘の成長をゆっくり観察して楽しめるというのは、ホントにありがたいな~と思うのでした。

それにこの子が最後の赤ちゃん。ママ業卒業した友達は、みんな口を揃えて「子供が小さいうちが花よ!」って言ってましたが、ホントにその通りなんだな~って。だからじっくり赤ちゃん時間を楽しんで、思い出をたくさん刻んで行きたいな~と思う今日この頃です。

急に寒くなったクリーブランド。段々すっかり秋らしくなって、これから枯葉拾いに大忙しになります。大雪がやってくる前に、秋をじっくり楽しみたいですな~。

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