アメリカはここ、クリーブランド。

投稿者: えっちゃん (19ページ目 (161ページ中))

双子含む3児の母で、昭和レトロ・ヴィンテージデザインをこよなく愛し、地元コミュ運営しながら、ヴィンテージ雑貨や食器(Fire King・Pyrexなど)収集したり、webサイト作ったり、DIYしたり、たまに廃材を使ったリサイクル工作に熱中する在米日本人です。

差別の無い多様性のある未来を実現するため日々勉強してます。日々思ったことを不定期に書いてます。

2月最初で最後の更新:最近のいろいろ

ご無沙汰しておりましたー。
早いもので、もう2月も終わりですね。こちらクリーブランドは、やっと春が近づいて来たと行った具合で、雪続きという日が無くなってきました。

2月の前半は、インフルエンザやら風邪やらで、なかなか体調が優れない日が続いてました。バレンタインデーもやって来て、息子たちの学校イベント用の準備をやったり、グランマが遊びに来たりと、あーっという間に2月が過ぎようとしています。


そんな中、いろいろ書きたいネタはあったんですよ。娘と息子たちの成長やグランマ滞在中の話題、フロリダで起きた乱射事件絡みとかいろいろ。でもやっぱり時間って見つけるのが難しいですねー。ブログはゆっくり座って書かないといけないですから、結局あれやこれやと家事に追われて、ちょこちょこと簡単にアップできるアンティークコレクションや、ツイッターで呟く程度で終わってしまいました。


最近暖かくなって、心身共になんか軽やかになって絶好調。やっぱり春はいいですね〜。春になると、お家の周りの断捨離をしたくなり、ずーっと放置してた地下室の断捨離に取り掛かりました。いや、ホント要らないものを処理するのって、気持ちいい!

それなんで、またブログの更新が滞りそうになりますが、懲りずにまた覘いてみてくださいねー。
Happy Spring!

日本人会は誰のため?その参:ゆる〜くダラダラと

最近インフルエンザが猛威を奮ってるアメリカ。寒暖の差も激しいのもあり、我が家でも見事にやられました。そして、今だに症状が長引いておりまして、私も密かに家族の世話に自分の世話にと、なんとなく心身ともに疲れていました。

そんなわけで、やっととこさ!気力が戻って来たので、お待ちかね(?笑)「日本人会は誰のため?」シリーズ第三弾を書いてみたいと思います。

前回まで、日本人会の本来の目的とそれに対する私見、そしてこちらクリーブランドに存在する非営利団体について、2回に渡って書いてみました。最終回である第三回目は、友達数人と立ち上げたサークルについてです。その名も。。。

クリーブランド日本人ゆるダラ会

そう、この集まり、サークルなんで、全くもって団体性がありません。ただ単に友達の輪を広げようという目的で、あえて型にハマらない、テキトーにゆる〜くダラダラと交流しようっていう乗りではじまりました。

そもそも、このサークルが出来たきっかけは、とってもカジュアルなものでした。数年前に友人が友達を何人か集めてピクニックを開きたいと思いた立ち、そこで友達が友達を誘って、そのまた友達が友達を誘って、ってな感じで友達の輪が発展して行って、それまでやってたメーリングリストだけでは捌き切れなくなって、今の形のウェブサイトになったという感じです。

もっとマジメなスピリット的なことを言及すると、異国の地で寂しい思いをしてる日本人同士で繋がり合いましょう!っていう感じでしょうか。

いや、ホント日本人が少ないこの地では、日本人同士の出会いも簡単じゃないし、長く住めば住むほど日本人との交流が恋しくなるものなんです。特にここに引っ越して来たばかりの人は、前の記事で紹介した非営利団体を通して以外、なかなか機会がないと思うんですね。昔は盛んだったMixiも今や使ってる人なんて、ほとんどいないだろうから、誰も知り合いもいなければ、出会うチャンスもないなんて、ちょっと精神的にキツイですよね。

友達も言ってたけど、そんな人がどこかで辛い思いをしてるかもしれないから、こういう友達の輪ってあった方いいねって。ホント私もそう思います。っていうのも、自分自身もこの友達の輪に参加して、友達も増えていって、心身ともにずいぶん救われましたからね〜。楽しいことも、辛いことも、みんなとのお笑いがあってこそ、私も乗り切れました。だから、そんな友達の輪をどんどん広げて行けたらな〜と、つくづく思うのであります。

とにかく、このサークルは好き勝手に、やりたい人がやる!的な自由な発想の元で動いてます。

ピクニックもやりたいから、みんな集めてダラダラやる!
女子会もやりたいから、テキトーに声かけてゆる〜くやる!
子供たちのプレイデイトもやりたいから、テキトーにやる!

そんなゆるくてダラダラなスピリットで、老若男女問わず、日本に興味があるアメリカ人も外国人も、どんな境遇にある日本人もウェルカム!的な感じでやっております。

さて、私が運営してるウェブサイト(https://www.cleja.net/)なんですが、完全無料会員制になっています。完全プライベートな空間で、お知らせや情報交換ができるような仕組みになってるというわけ。まさにゆるダラなんで、いつもお盛んなウェブサイトではないですが、ぼちぼちテキトーに情報を載せたい人が載せてるので、使えないわけじゃないかもと自負しております(笑)。

「ちゃんとちゃんとの味の素!」なんてフレーズが大昔にありましたが、それとは全く逆でちゃんとしてなくて良いんですよ。テキトーにやりたい人が楽しくやって、参加してる人たちもゆる〜くダラダラと楽しめたら、それが一番じゃないかなって。

だから入会するのも自由、退会するのも自由。そんなスピリットの元で、わいわいガヤガヤとやっております。

最後になりましたが、このサークルのきっかけを作った友人の言葉を以下に引用します。

今はインターネットがあるから、何でも探せるし、昔来た人たちが感じてた不安や淋しさはないと思うけど、やっぱり日本人の友達って、他の国の人とは違うわけよね。
こっちで生活してる人の不安が一つでも解消されれば嬉しい。
友達一人できるだけでも生活の質が変わってくるもん。
昔私がした寂しい思いしてる人は1人でも少ないほうがいいよ。

今クリーブランド周辺に住んでて、日本人と出会うチャンスがないと思ってる方がいらっしゃったら、ぜひ声をかけてくださいねー。決して噛み付いたりしませんから(笑)

一緒にゆる〜くダラダラと、わいわいガヤガヤしましょう!

日本人会は誰のため?その弐:桜は日本人の魂

去年の4月、息子と一緒にJANOの桜並木を楽しんだ時の写真。

前回に引き続き、真面目な話題「日本人会」について書いて見たいと思います。

前記事でも触れましたが、ここクリーブランドには公式「日本人会」なるものはひとつしかありません。
それがこれ↓

ノースイーストオハイオ日本人会、通称JANO(Japanese Association of Northeast Ohio)

正式な非営利団体(501(c)3)で、法人会員も個人会員も受け付けてる、一般的に知られている正式「日本人会」とは少し違った形をもつ日本人会かもしれません。というのも、多くの正式な「日本人会」を語る団体は商工会議所みたい形を取り、個人は入会できないことがあるそうです。

とにかく、この団体についての概要を、以下にてウェブサイトから引用しましたのでご参考にどうぞ。

JANOはノースイーストオハイオ日本人会で、日本の文化に興味ある全ての人に開かれています。

JANOはノースイーストオハイオ在住の日本人間の互助・親睦および地域の人たちとの相互理解と交流を目的とにして、1991年に設立された非営利団体(501(c)3)です。 日本の文化に興味ある全ての人に開かれています。 JANOは、地域在住日本人の皆様に役立つ情報の提供、在デトロイト日本国総領事館の協力による出張パスポートサービス、地元アメリカ社会への日本文化紹介、アメリカにいながら日本が味わえる新年会、桜祭りの開催等いろいろな活動を行っております。こうしたイベントでは、クリーブランド日本語補習校、JACL(日系アメリカ市民連盟)とも連携したり、日本人とアメリカ人との交流の場を提供しています。

また、JANOは1996年以来、Cleveland Metroparks Brookside Reservationにおいて、桜植樹活動を続けています。この活動はお世話になっている地域社会への感謝の証として、日本人の心を象徴する桜を植樹し、全ての地域の人たちの憩いの場をつくりたいというJANOの強い思いが込められています。2012年10月より3年間、三井環境基金より助成を受け、Cleveland Metroparksでのさらなる植樹に加え、アクロン市でも桜の植樹を開始し、環境改善のために積極的に貢献する活動を展開しているところです。

モノクロだと凄く神秘的な桜!

さて、実はワタクシ、4、5年前(?たぶん)まで、この団体の会員ではありませんでした。まあ、自分がケチだというのは否定しませんが(笑)、それよりもなによりも正直なところ、入会する必要性を感じなかったんですね。

っていうのもこの団体、太っ腹にも非会員の人でも参加できるイベントもやってましてね。当時の私は、「入会しなくてもイベントに参加できるなら別に会員にならなくても良いか」ってな感じで、非営利団体がどんな目的でどのようなシステムで運営されてるのか、そんなことまで深く考えていませんでした。

でも今仲良くしてくれる友人の多くは、この団体のイベント経由で知り合ったり、親切に個人的に紹介してもらった人ばかり。特に個人的に紹介するというのは、完全な善意からです。そう、ボランティアで、しかも善意でお世話になってるにも関わらず、当時の自分はその辺が全くピンと来なかった人だったんですね。

そして、この団体でボランティアをしてる人たちと仲良くなるにつれ、なんとなく入会したくなって入会したわけです。お友達が頑張ってボランティアしてるし、なんか自分も会員になってもっと仲良くなりたいみたいな、そんな軽い気持ちでした。ところが、入会したにも関わらず、ケチなワタクシ、なんとなくまだモヤモヤしてたんですね。しかもつい最近まで!

っていうのも、会費の一部は日本語補習校へ行きます。うちの息子たちは、日本語を全く話さないので、補習校に行くわけでもないし、出会いだってここに入らなくても見つかるわけで、お金を出す意味ってなんだろうと疑問に思ってました。お金を出して得るもの、いわゆる対価について、おそらく多くの人がお金を出す時考える普通の事だと思います。

そんなことをモヤモヤしながら考えてた時、ボランティアをしてる友人からこんな事を聞いたのでした。

ソメイヨシノだけの桜並木はクリーブランドだけ

あの有名なワシントンDCの桜でさえも、なんと八重桜や別種の桜が混ざっていて、完全なソメイヨシノだけの桜並木はクリーブランドだけなんだそうです!

私はその友人の言葉にハッとさせられたんですね。JANOの皆さんが1995年から植え続けてるあの桜並木は、そんなすごいレガシーがあったのかって。しかも、それを実現させてるのは、団体を運営してるボランティアの方々だって!まるであたかも夢から覚めたかのように、私はこの「桜並木の事実」に大きく心を揺さぶられたのでした。そして、そこでやっと私がずっと心にあったモヤモヤが一気に消えてしまったのです。

会費と考えず、これはドネーションなのだと。
この凄いレガシーを後世に残すためのドネーションなのだ!

そう思いはじめたら、なんだか凄く嬉しくなりましてね。ああ、こんな凄いレガシーの一部に自分も参加できるなんて、なんか気持ちいい!って。そんな風に一人で盛り上がってたわけです。

そんなわけで、今年もまたJANOの会員になりました。この週末には、久しぶりに新年会にも参加してきて、すっかり仲良しになったボランティアをしてる友人たちと楽しいひと時を過ごして来ました。

桜は、どんな境遇にある日本人でも共通して、愛おしく感じる日本人の魂だと思います。桜の花を見て心が和み、日本人としてアイデンティティを確認する。それがいかに日本から離れて暮らして生きてる私たちにとって大事なものか。そして、いつか私の子ども達、そして孫達が桜を眺めながら、ここに生きた日本人たちの足跡を体感してもらえたらな〜と。私は米国生活20年目にして、やっと心の底から思えることが出来ました。

最後になりましたが、JANOの植樹活動についての記事を載せておきます。
入会するか躊躇している方がいらっしゃいましたら、ぜひご一読くだされー。

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