アメリカはここ、クリーブランド。

投稿者: えっちゃん (10ページ目 (161ページ中))

双子含む3児の母で、昭和レトロ・ヴィンテージデザインをこよなく愛し、地元コミュ運営しながら、ヴィンテージ雑貨や食器(Fire King・Pyrexなど)収集したり、webサイト作ったり、DIYしたり、たまに廃材を使ったリサイクル工作に熱中する在米日本人です。

差別の無い多様性のある未来を実現するため日々勉強してます。日々思ったことを不定期に書いてます。

ただ、暖かく見守ってください。

ワタクシ史上おったまげる事がちょうど2ヶ月前におこりました。
それがこれ↓

そう、ここで書いた記事が予想外の反響があり、たくさんの方からご意見や共感のコメントを頂いたのです。その内容はとっても興味深く参考になるものばかりで、これは忘れてしまう前にまとめておかなくちゃ!って思い、今回再び第二弾的に書くに至りました。

バイリンガル育児は国際結婚をした家族、もしくは海外生活をする日本人家族にとって、言うまでもなく大きな関心の的であります。そして、いかに子に日本語力をつけるかが大きな課題でもあります。

一方、バイリンガル育児に成功した話だけがメディアで取り上げられ、それが当然であるという風潮が広がり、その水面下で苦悩してる人たちに対して社会は冷たい事をみなさんはご存知ですか?

事実、自分自身もその冷たい社会の一人でした。子供たちが生まれるまで、そんなセンシティブな事を考慮する余裕も心の広さもありませんでした。

というのも、実は私の姉も国際結婚をしてます。そして彼女が育児真っ只中だった頃、無神経にもバイリンガル育児についてコメントをした事があります。

「ちゃんとスペイン語と英語教えてる?」。。。と。

そう、国際結婚してミックス児(日本で言う「ハーフ」)を育てる事は、バイリンガル育児当然でしょ?という、今では考えられない無神経な発言をしていたのです。

あれから十数年が経ち子供3人を授かり、いかにバイリンガル育児が難しいか体感し悩み、上にも紹介したブログ記事を書くに至りました。

悲しいことに、そんな無神経な発言は、疑いもなく悪気もなく普通に横行してます。そして、それを耳にするたびに、私は心が折れるのです。子が日本語を話さないのは親の怠慢と責任と言わんばかりに、まるで罪人のように「どうして?」と問い詰められます。その上、国際結婚もバイリンガル育児さえしてもしてない他人から、わざわざ訊いてもいないのにアドバイスなんか受けたりしてね。

前回のブログ記事に対して大きな反響があった理由には、そういった辛い体験をされた方々からの共感の声と「それでも大丈夫!」という育児を卒業した方々からの励ましの声が寄せられたからです。

多くの方々が同じ体験をしてる!これほど励みになる事はありません。だから、たとえ閑古鳥がいつも泣いてるブログであろうと、あえて文字に起こしてここで伝えたいと思いました。きっと同じように傷つき心折れてる誰かのためになるかもしれないから。

かつての私がしたように、無神経な発言は無知と想像力の欠如から来てます。メディアの偏った情報のおかげで、そんな発言の主に陥る事は誰にでもありえます。でも事実を知ることで、その固定観念が変わるかもしれません。そんな小さな希望を抱きながら、とりわけ参考になったコメントいくつかを以下にて紹介したいと思います。

ちなみに、以下で引用紹介した方々以外のコメントもツイッター上で見れるので、上のツイッター欄の「37人がこの話題について話しています」というリンクをクリックしてくださいね。

もーちゃん(@mochan64)さんのコメント

在米歴が長く某大学で日本語教師をされてる方です。

ずっと読みたいと思ってて、やっと読みました!とっても共感して読みました〜。私は、特に仕事柄、子供が日本語が話せないってすっごい色々言われちゃうんですよね〜。私も最初は頑張ってたんですが、当時ははっきりと診断は受けてなかったけど、何か発達が遅れてると思ってた息子に、ちょっと大変過ぎるんじゃないかと思い始めて、英語話し始めちゃったんですよね〜。

この件では、学生にまで「え?どうして日本語話せないんですか?」なんて聞かれちゃったり、もうね〜、苦労してます。でも、家庭には事情ってものがあるから。何もわざわざ、私が「うちの息子には障害があって、、、」って説明する必要もないだろうし。でも、風当たり厳しいのだ。

でも、えっちゃんさんと同じく、絶対に日本を嫌いにならないように、いつか自分から習いたいと思ってくれると信じて育ててきてるつもりです。で、息子は実際、大学で日本語勉強し始めたし。でも、やはりASDの子が外国語を学ぶのは難しいと痛感してるところです。ちょっと、最近、ASDの子の外国語習得について研究したくなってきちゃってます。(笑)と、なんか長々書いちゃってすみません。バイリンガル育児はとっても興味あるトピックなんで。

Miko Yoshimura(吉村峰子 @minekoyoshimura)さんのコメント

日本、米国、欧州、アフリカ各地で生活し、現在南アフリカで日・英教育、通訳・翻訳、執筆業、会社経営をされてる方です。語学教育の専門家でもあり、過去に三省堂の検定英語教科書New Crownを執筆したご経験があるそうです。

ブログを読みました。我が家はちょっと事情が違うのですが、南アフリカ永住です。その前はアフリカ各地を駐在で。私は子どもたちの先生に、「家では英語を」と言われて、「いいえ、家では日本語を話します。子どもが一番安心できる場所で安心できる言語を使います」と言って、顰蹙(ひんしゅく)を買いました。

私たちは日本人夫婦です。高学年になっていくに従い、英語が強くなっていきました。家では意識して日本語を話しました。ただ、子どもたちの日本語は、大きくなって自分が学びたかったら、日本へ行けばいい、というスタンスで日本の通信共育などはしませんでした。不器用な性格もあったので。

結局、上の息子は2年、下の娘も1年弱、大学が終わってから日本へ日本語武者修行?に行きました。本人たちの努力もあって、日本語の実力はかなり上がりました。二人ともピンチヒッターで私の日本語教育の助手もたまにしてくれています。日本のご飯が一番好きな二人です。なんとかなりますよね!🥰😄

家族が美味しいご飯を笑顔で囲めていたら、大抵のことは大丈夫です!私は外国語としての語学教育の専門家なので、本当にいろいろなケースも見てきています。でも最終的には子どもの個性に寄るところが大きいですよね。それと読書量かな。応援してます!

えりな🇺🇸高校数学教師(@InNadeshikoWay)さんのコメント

アメリカの高校で数学の教師をされてる方です。以下のコメントと同時に、ご本人も実体験をブログ記事(「私が子どもに日本語を教えなかった理由」—In Nadeshiko Way)にされておりとても興味深かったので、是非そちらもご一読ください。

うちも子育て一年目で見切りをつけました。
息子がバイリンガルであることより、自分の言葉で意思表現できることのほうが大事!と思ったからです。
家庭環境の条件も、我が家も全く同じだったし、子育てを日本語を話さない旦那と50−50でやるというところも全く同意しました。

今3歳半の娘はアンパンマンのひらがな学習DVDに夢中で、その中で使われてる歌が大好きです。遊びながらアンパンマンのテーマソングや「あいうえお」の歌を鼻歌で歌ったりしてね。苦手な食べ物があると、Soy Sauce! Soy Sauce!と言いながら、キティちゃん醤油をかけて嬉しいそうに食べます。

息子達も娘と一緒にアンパンマンの歌を歌ったり、I want Sushi!と週末にリクエストしてきては喜んでたり。Soy Sauce saves your day!って、キティちゃん醤油好きの娘に言って笑わせたり。

それでもいいじゃありません?

バイリンガル育児を諦めたって、責めないでください。
ただ、暖かく見守ってください。

ミスター・ロジャースを知ってますか?

私は知りませんでした。
アメリカ在住長いのに、息子達が生まれるまでまったく知らなかったんです。

実を言うと、彼を知るきっかけになったのは、PBSテレビ(アメリカの公共放送)で放送している番組「ダニエルタイガーズネイバーフッド(Daniel Tiger’s Neighborhood)」(2012年〜現在)でした。なんとなく子供達に見せてる時に、夫がミスター・ロジャースのアニメ版だねって教えてくれたのです。

そして、その後いろんな人と会話してる時に、「うちの子たち、ダニエルタイガーズネイバーフッドが好きなの」って話題にするたび、ほとんどの人が「ミスター・ロジャースのアニメね!ミスターロジャース、よく観てたわ〜!」って言ってくるじゃありませんか。

なんとアメリカでは、ミスター・ロジャースを知らない人はいないくらい有名な方だったんです!

ちなみに知らない方のために、ミスター・ロジャース(フレッド・ロジャース)について、以下ウィキペディアの記述箇所を抜粋します。

フレッド・マクフィーリー・ロジャース(1928年3月20日 – 2003年2月27日)は、アメリカ合衆国のテレビ番組の司会者。就学前の子供向け番組シリーズの「Mister Rogers’ Neighborhood 」 (1968-2001)の制作、司会、楽曲の制作で有名であり、彼の心優しく、礼儀正しいソフトな語り口調と視聴者への実直な態度で人気を博した。—ウィキペディアより

ちょっと補足しますが、ミスター・ロジャースのシリーズ番組「Mister Rogers’ Neighborhood 」は、私が住むオハイオ州のお隣、ペンシルバニア州のピッツバーグ市で制作・撮影された御長寿番組(33年間!)で、世界的に有名なあのセサミストリートより一年早く放送開始された番組なんです。

また、ミスター・ロジャースと彼の番組「Mister Rogers’ Neighborhood 」について、簡潔に解説されている記事(『アメリカの国民的子供番組「Mister Rogers’ Neighborhood」放送50周年』—mashup NYより)を見つけたので、興味がある方はこちらを参考にどうぞ。

さて、ここ最近アメリカでは、ミスター・ロジャースが再度メディアに浮上してます。その理由は、二年続けてミスター・ロジャース関連の映画が立て続けに公開されたから。

それがこれ↓

  • ドキュメンタリー映画「Won’t You Be My Neighbor? (ご近所さんになろう)」(2018年制作・劇場公開)
  • 映画「A Beautiful Day in the Neighborhood (ご近所の美しい日)」(2019年11月劇場公開)

どちらも日本劇場未公開です。「Won’t You Be My Neighbor? (ご近所さんになろう)」の方は、現在視聴可能なアマゾンプライムから邦訳タイトルを頂きました。ちなみに、アマゾンプライムサイトで日本語字幕付きの予告編も観れます。

また「A Beautiful Day in the Neighborhood (ご近所の美しい日)」は私が即席で直訳したので、突っ込みどころあったら言ってくださいね。

ということで、ワタクシ、このクリスマスから新年にかけてどちらの映画も観ました。
そして、どちらの映画を観ても大泣きしてしまったのです!

それはなぜか?

それはとってもシンプルです。ミスター・ロジャースの人柄とメッセージに心打たれたから。ミスター・ロジャースのメッセージはとにかく深いんです。

彼はただ単に子供番組の司会者じゃありません(もちろん、元々聖職者ではありますが)。あたかも視聴者ひとりひとりに語りかけるように優しく語りかけ、大人が目を背けたくなる人間の感情や時事・社会問題をソフトにとりあげ、生きていく上で大事なことをそっと教えてくれます。

そして、大人の私でさえも癒されるくらい、ゆっくり優しい口調でこう語りかけるのです。

I like you just the way you are.(そのままのあなたが好きだ。) 

本来の彼の名言は上記部分以上にもっと長いのですが、とにかく私はこの言葉にただただ感動しました。

このブログを読んでるみなさんは、「I like you just the way you are.(そのままのあなたが好きだ。)」と言われたことありますか?

私はありません。親でさえも、そんな率直に肯定した言い方はしませんでした。誰からも、自分の存在を真っ向から肯定される事なんて、今の夫に出会うまでありませんでした。

「I like you just the way you are.(そのままのあなたが好きだ。)」という言葉は、肯定されずに人生のほとんどを生きてきた人間の心に、強く深く響きわたり、今まで閉ざした心の扉を開けてくれるのです。そして、自分はこれでいいのだと、自信と勇気を与えてくれます。

上記のドキュメンタリー映画は、彼の人柄はもちろん、番組に対する情熱、生涯を子供達のために捧げたクリエーターとしての顔、そして家庭でも変わらぬ人間性などなど、とにかく彼について多くを学べる作品になってます。

また、トム・ハンクス主演の映画「A Beautiful Day in the Neighborhood」の方ですが、去年の暮れに、夫と結婚記念日を祝うために劇場に観に行きました。こちらは、実在するジャーナリストの雑誌寄稿記事を原作にした映画です。

概要がちらっとWikipediaに掲載されており、またこの映画について書かれた記事(「観ているあなたも癒される美しい物語 映画『A Beautiful Day in the Neighborhood』」—Sabot Houseより)も見つけたので、興味がある方はご参考にどうぞ。

とにかく、こちらの映画もかなり胸にじ〜んと来る作品になってます。特に主人公がミスター・ロジャースと交流するうちに、心に変化が訪れ、人生の捉え方が変わって行くシーンが最近ブログにも書いた自分の心情にすごく似てて、号泣せずにいられませんでした。

そして劇中、ミスター・ロジャースは感情を言葉にし、誰かに話すことの重要さをさりげなく教えてくれるんです。そう、全くもってその通り!だから自分はブログと言うツールを通して、自分の気持ちを書きすっきりしたんだ!って、思ったんですね。

とにかく、今回私が観た上記2作品はとてもおすすめです!特に子を持つ親であるのなら、かなり必見だと思います。

最後になりましたが、ドキュメンタリー映画が公開された2018年には、ABCテレビとCBSテレビがそれぞれ、ミスター・ロジャースについて特集を組んだ番組を放送しています。特にABCテレビのNightelineの方は、分断し続ける今のアメリカがなぜミスター・ロジャースを必要としてるかも問いかけており、かなり考えさせられました。

また、映画『A Beautiful Day in the Neighborhood』を観た後ツイッターで呟いたとき、フォロワーさんであるピアレスゆかり(@YukariP)さんとミスター・ロジャースについて熱く語る機会がありました。彼女もドキュメンタリー映画を鑑賞後に記事(「ミスター・ロジャース」—縁もゆかりも Everybody Else Is Already Taken)を書いてるので、もしよかったら参考にどうぞ。

私も彼女と同様に、もうすでにミスター・ロジャースの信者です(笑)。そして、ミスター・ロジャースの精神を日本にも広めたいなと地味に熱くなっております。

この春休みにでも、ペンシルベニア州にあるミスター・ロジャースの記念館(Fred Rogers Center)に行ってみたいな〜と、ぼやっと密かに思ってますが。。。さて、どうでしょうね〜?

今日も長々とブログを読んでくださり、ありがとうございます!

謹賀新年2020

あけましておめでとうございます!

さっそくですが、新年があーっという間に明けてしまったので、新年のご挨拶というか抱負というか、とにかくいろんな思いをちょっと書きたいと思います。

交流の輪が広がった2019年

去年はとにかくネット上での出会いと交流の一年でした。

というのも、春先から子供達のスポーツ活動や仕事で忙しくなり、友達とプレイデイトする以外は、頻繁に女子会などに参加することがなく、その反動でどっぷりツイッターに浸かってしまったから。ツイッター用語で言う、文字通り「ツイ廃*」気味な私でした(笑)

やっぱり普段英語しか話さない環境にいると、日本語でガス抜きが必要になるんですよね。それは良い意味でのガス抜きでもあります。楽しいことや幸福を感じたこと、時にはしんどい気持ちを吐き出すためのガス抜き。だから自然とツイッターで呟く回数が増えていって、フォロワさん達と交流する機会が増えて行ったんだと思います。

よって、いろいろな交流を通して、精神的に励まされ、支えられ、癒され、「自分はこれでいいのだ!」という自己肯定感を得れた、いわゆる精神的に安定した一年だったんですね。本当にツイッターランドのみなさんには感謝し切れない!

特に、今までサボり気味だったブログに、意を決して「自己開示」したとき、たくさんの方からフィードバックをもらったのは、私にとって大きな自信にも繋がりました。おかげで、自分の考え方の立ち位置や信念などを再確認でき、自分がこれから人生でやりたい事がはっきり見えて来たんですね。これは、本当に大きな収穫でもあります。

新年の抱負?

お約束どおり、新年の抱負なんていうくだりになるのですが、正直なところ新年が明けたからって大きな期待や抱負を掲げるといった気合はありません。

まあ、あえてざっくり言うならば、このまま家族との時間を大切にし、家族と自分自身の幸福のために、ひたすら家族や毎日のプチ幸福、そしてリアル友達やツイッターランドのみなさんにも感謝して行きたい!ということでしょうか。

そりゃあ、細かい「やりたいこと」はいろいろありますよ。例えば、いつも挫折している読書や停滞気味な低糖質ダイエット、そして運動とかね。健康維持のための対策なんて、もう言うまでもないですし。

でも、つまるところ、結局は「幸福」に繋がる全ての事を大切にし維持していく事が、新しい年になろうとなかろうと、永遠のテーマなのかなと思うのであります。

自分が幸せであれば家族も幸せであるわけです。そして、自分を取り巻く友人たちやコミュニティ、はたまた世界のどこかにいるツイッターランドの皆さんにも、少しはそんなポジティブオーラが伝染するかなと思ったりもしてます。

だから、多くを期待せず、多くを求めず、自分に正直に、そして自分らしく「幸福」というキーワードに集中して一年過ごして行けたらいいなと思います。

春になるとまた忙しくなるので、今のうちに書きたい事をブログに書き留めておきたいなと思ってます。不定期更新の当ブログですが、これからも一年どうぞ暖かく見守ってくださいね!よろしくお願いしまーす😊

そうそう、いつ爆弾発言するかわかりませんよ〜(って、違っ😆)

それでは、みなさんにとってもこの一年が健康で、幸ある素敵な年でありますように!


以下クリスマスから年末にあった出来事を写真にまとめました。

こちら以下はツイッターに載せた写真たち。


*ツイ廃: ツイ廃とは、ソーシャルメディア「Twitter」の利用に没頭あるいは依存しており、利用頻度が日常生活に支障を来す程度に達しているような人を指す俗な言い方である。 ツイ廃はTwitterのヘビーユーザーがさらに利用頻度・依存度を増した状態と捉えられる。(出典元:weblio辞書

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