実は昨日ある事件が起こりました。
犬の散歩中に野良犬に襲われたのです。びっくりしました、ホント。野良犬に襲われるなんて、30うん年の人生ではじめてのこと。まさか犬好きの自分が襲われるなんてと、しばし放心状態。きっと子供なんかは、犬嫌いのトラウマになっちゃうんだろうなと、ふと思ってしまったくらいです。
事の始まりは、首輪もなにも付けてない野良犬(中型犬)が散歩中の私達に近づいて来てからでした。お家では普段とっても穏やかなハチだけど、飼い犬であろうとなかろうと、気に食わないに犬に出くわすと睨みを利かせる防衛心の強い子です。そして、その野良犬も何かを感じたのか、突然ハチに噛み付いて来たんです。最初は遊びかなって思ったら、あれよあれよとエスカレートして行き当に流血のカオス!一方、その野良犬が近づいてくる前に、私は通りがかりにおばちゃんと立ち話してたので、そのおばちゃんも巻き込まれる羽目になったんです。一生懸命ハチを押さえつけようとし、そのおばちゃんはベラを抑え、なんとか喧嘩の仲裁に二人で入ったんですが状況は悪化するばかり。近所のお兄さんお姉さん、はたまた通りがかりのおじさんまで巻き込み大騒ぎになったのです。
そして、事態はハチ優勢となり、ハチはその犬の首に噛み付ついたまま離そうとしません。その時、まさにハチの「野生」を見た瞬間でした。どんなに「ダメ!」(No!)と私が叱責しても、聞かないんです。映画『風の谷のナウシカ』じゃないけど、ハチは「怒りで我を忘れてる」そのものでした。結局なんとかハチをその犬から離し、周りの人の協力でその犬を捕獲しリーシュで繋ぎ止め、この騒ぎは終焉を迎えたわけです。
その犬、ハチの噛み付きで首は血だらけでしたが、動きもピンピンとし周りに吠えまくってたのでたぶん命には別状ないでしょう。助けてくれたお兄さん曰く、どうやら一昨日あたりから近所をウロウロしてて、一度人を襲いかけた犬らしいのです。その後まもなく、近所の人がAnimal Controlという保健所みたいな所に通報し、その犬はあえなく施設に連れられて行きました。
私も仲裁に入った時、ちょっと噛み付かれたので、狂犬病の心配もあって病院に行って来ました。ハチも大した傷ではなかったんで、結果的には大丈夫だったんですが、なんだかとっても複雑な気持ちになったんですね。というのも、例え狂犬病にかかってなくても、噛み付き履歴というものがあの犬の生死を左右するから。きっと安楽死させられる可能性は大きい。もうそれを考え出したら、とっても切なくなってしまいました。あの犬はそんな病的に凶暴じゃないカンジだったし、たまたまそんな状況に落ち入ってしまったのではと思うんです。そもそも、あの犬を捨てた人間が一番悪いわけだし、あの犬が悪いんじゃないですよ。
全ては人間のせいですね。それを考えると、襲われて怖かったけどむしょうに心が痛みました。
さて、たまに道端で見かける首輪を付けてるけど放し飼いにされてる犬達。ご存知かもしれませんが、あれは違法*です!少なくても、私が住むCuyahoga Countyでは。その上、野良犬対応と変わらず、一度人を襲ったら安楽死の可能性は大ですよ。その飼い主も代償を払わせられます。また、定期的な狂犬病のワクチン摂取とライセンス登録も法で定められてます。それを行わない飼い主は、罰金を課せられるのです。
なぜそんな事をあえて書いてるかと言うと、正直ハチの姿を見て怖かったんですね。犬は、どんなに訓練され信頼されてても、危機を感じた時一気に野生に戻るから。とっても忠実で防衛心の強い子なゆえ、ハチは私を守ろうと必死に闘いあの犬を殺しかけました。今回の状況は野良犬がけしかけて来たとは言え、もし逆にハチが私の手違いでリーシュなしで道路をウロウロしてたら?と想像してしまったんですね。やっぱり怖いです、それを考えると。犬は、野生を決して忘れてません。だって、本能で生きてる生き物ですからね。
とにかく人生初めて犬に襲われたわけだけど、やっぱり犬は大好きです。これからもそれは変わりません。そして、可哀想な野良犬達が減ること、責任ある飼い主が増えることを願わずに入られません。
*参考サイト: Cuyahoga County General Services Dog License Registration
う~ん、重い記事だ。
犬に限らず、人間のせいで人間を襲うようになる野生動物も処分されてる。
そういうニュースを見るたびに心が痛むよね。
私が独身の頃に住んでた大阪のある町は、犬は放し飼い、猫は家飼い&繋がれて日向ぼっこという不思議な所でした。当然、道にはウンチがころころ。
当然のことながら、私も1度通りすがりの犬にかまれた事ありました。
「なんで? 😯 」と頭真っ白になりました。結局その子はそのまま立ち去ったけどね。
結婚して今住んでるところでは、犬も猫も家飼い&繋がれて日向ぼっこなので、犬が一人で散歩することはありませんが、今考えてもあの町は実に不思議です。
多分田舎の方だったから、昔からそうやって犬を飼ってたんだろうけど、自分ちの犬が人を噛んでるって事知らない訳だから、なんとも自分勝手な飼い主ですね。
野良犬も野良猫も、ほんっとうにかわいそう。捕まれば保険所行き。
見かねて餌をやってる人もいるけど、さらに野良が増える結果になってしまってる。
どうしたらいいんだろう・・・。答え出ないね。
ホント、答え出ないね 😥
おおお!きりちゃん、重い記事にコメントくれてありがとう!!!
そっか、きりちゃんも犬に噛まれた経験あるのかー。
日本って多そうだよね。そういうのって。
行政の規制も緩いってのもあるだろうしね。
あ、そうそう。田舎の方って多いらしいね。
映画『犬と猫と人間と』でも言ってた気がする。
ホントだね、人間に例えたら、自分の子を野放してしてるのと同じだもんね。
そう、それなんだよね。かわいそうだけど、無責任にエサとかやって良いものかっていう疑問。本当の意味での動物愛護って定義がはっきりしないしね。みんなそれぞれ考え方違うだろうし…
でもさ、やっぱり行政なんじゃないかなって思うよ。
行政が規制して、飼い主への責任を強化するしかないんじゃないかな。
まー、この辺の事語りだしたら、ブログ記事ほどの内容になっちゃうんで、この辺にしておくけど…難しいね、ホント。