ずいぶん前に観たんで、実は書こうか書かまいか考えちゃったんですが、シリーズっぽく始めた手前途中で止められんし…ってことで、最後の映画メモ。
グラン・トリノ
あらすじは、「ぴあ映画生活」より以下にて引用。
朝鮮戦争の帰還兵ウォルト・コワルスキーはフォード社を退職し、妻も亡くなりマンネリ化した生活を送っている。彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたが、頑固な彼は牧師の勧めも断る。そんな時、近所のアジア系移民のギャングがウォルトの隣に住むおとなしい少年タオにウォルトの所有する1972年製グラン・トリノを盗ませようとする。タオに銃を向けるウォルトだが、この出会いがこの二人のこれからの人生を変えていく…。
どこのレビューサイトを見てもほとんど80点以上の評価ですね。私も同感です。ストーリー的にもメッセージ性があるし、なによりクリント・イーストウッドのキャラが「よくその辺にいるアメリカ人のおっちゃん」っぽい。もちろんマッチョ的一面は別ですが。(その辺のおじさんがダーティーハリー並にマッチョだったら逆に怖いっすね )
というのはつまり、主人公ウォルトの外国人に対する無神経さです。劇中前半は、少年タオの名前を「トード」(Toad: ヒキ蛙)と何度も呼び間違えるから。ホント私も何度も名前を間違えられたことか。終いの果てには、勝手にニックネームを付けられた経験もありました。他にもこのキャラは、外国人差別する典型的アメリカ人像を表現してます。差別用語があまりに露骨で凄すぎて、こんなのあり得る?みたいな感じで、逆に笑ってしまいましたよ。
それはさて置き、やっぱりクリントおじいちゃん、この映画で俳優業引退っていうのは正解かも。怒りでキッチンの食器棚を殴りつけるシーンなんか正直観ていられませんでした。あまりに迫力無さ過ぎて… 😐 プルプル腕が振るえてる所にばっかり目が入っちゃって…じいちゃん、大丈夫?なんて余計な事考えてしまったくらい。(イーストウッドファンのみなさん、ごめんなさい 😳 )
あと少年タオ役の俳優さんは、どうやらこの映画がデビュー作のようですね。ということで、やっぱりそうか…と後で思ったのでした。白熱したシーンとかって、やっぱり俳優さんの腕が試されるから。
まあ、そんな細かいことは別にすれば、十分心にずしっと感動が来る映画じゃないかなと思います 🙂
私も昨日観ました、グラン・トリノ。
なんとなくもっと戦争の話がいっぱいでてくるようなのを想像していたので、全然違って意外とおもしろくて楽しめました。(クリント・イーストウッドの件、激しく同意。)
この前はsoloist観たし、お家にはmilkがあるし、endunhamさんのリストと結構シンクしてるのでした。 🙂
コメありがとうです!
おおお、tomoさんと映画の好みが同じ傾向とは、なんと奇遇か!
もしかしたら、zodiacやchangelingやwrestlerも鑑賞済みかな 😆
それにしても、クリントおじいちゃんの件、同意してくれる人がいてうれしいですね 😀