アメリカはここ、クリーブランド。

自己責任論と根性論、もうやめませんか?

最近ネット上で興味深い記事を見かけて、ついつい熱くなってしまったので、久しぶりに真面目な話題を書きたいと思います。

その記事がこの二つ↓

今までいろんな記事を読んで、日本が格差社会になってるというのは知ってました。格差社会が広がると、当然「健康格差」になるのは、アメリカが歩んでる道なので、なんとなく知識としてではわかってました。ただ、今回これらの記事を読むまで、日本で今白熱した議論になってるテーマとは知るよしもなかったんですね。

とにかく、詳しい内容は記事の方を読んでもらいたいんだけど、とにかく際立って気になったのがこれ。

自己責任論と根性論

要は、「健康の維持が自分でできないのは自己責任であって、国がそれに手助けする必要はない」といった自己責任論です。そして、貧困を経験した人や不健康から健康を自力で取り戻した人が語る、いわゆる「自分もできたから、あなたもできるはず。できないのは意思が弱く根性が足りないからだ。」と言ったような根性論。

この二つの正論を突きつけて、弱い立場にある人たちを切り捨てる社会の動きが、どうしても残念でなりませんでした。

日本に住んでいた頃、こういった社会の冷たい動きに幾度となく心が折れそうになったことか。。。子供の頃から学校や社会を通して、こういった究極の正論を擦り込まれ、泣き言も言えない日本社会。そして、泣き言も言わず歯を食いしばってがんばることが美談とされる日本社会。ブラック企業なんて最近になってやっと注目されたけど、精神的に人を追い詰めて行くのが日本社会のメインストリームです。

もう自己責任論や根性論は、世界先進国レベルでは、もはや時代錯誤でしかありません。戦後の高度成長期でまかり通った、いわゆる「昭和」的な思想は、これからはただ人を破滅に導くだけだとおもうのであります。

一方、今回こういった議論を主なウェブメディアが取り上げて、世間の注目を集めてるということは、ある意味励まされることでもあると思います。大きな変化に向けて、皆が声を上げて研究結果や実態を学び、話し合うという動きは、未来の子供達に少しだけでも希望をもたらしますよね。そして、もう少し優しい社会が20年、30年先に日本に生まれる可能性もあります。

だから、もっとこういった話題が、いろんなメディアで取り上げられ、議論されて欲しいものだなと思いました。

私は海の向こうから、眺めてることしかできないけど、これからの若い人たち、がんばれ〜!

そんな風に思ったけど、アメリカも大統領弾劾に向けて、もっと頑張って欲しいですな(笑)

2件のコメント

  1. みなみん

    先日ツイッターで見たつぶやきですね~
    声をあげることでなかなか声をだせない人が共感することができて
    よかったなあ… と思いましたわ。こうしてブログに書くことも手ですよね!

    • えっちゃん

      そうそう、みなみんと熱く語り合った件w 最近ツイッター見てて、いろんなことを考えさせられるよ。またネタが浮かんでるけど、ホリデーシーズンでなかなか時間が。。。w

      ツイッターは、すぐ消えちゃうカンジするけど、ブログだとずっと残る感あって、なるべく書くようにしたいわ。

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