自分のブログや個人のウェブサイトプロジェクトだと、あまり使う機会がない一斉メール機能(マスメール:Mass mail)。去年終らせた2プロジェクトにて、やっとじっくり触る機会があったので、ちょっとだけメモっておきます。
一斉メールはその名の通り、メーリングリストのメルアドに一斉にメールを送る機能。WordPressで構築したウェブサイトでは、プラグインを使ってウェブサイトから一斉メールを送れるものもあります。妥当なところでは、安定したMailPoet Newslettersプラグインあたりでしょうか。ただ、PHPで送る一斉メールはスパムに引っ掛かりやすいし、サーバーの処理上の容量も限られてるので、たいていプラグイン製作者側からは勧められてません。そこで試してみたのが、クラウド型メール配信サービスです。
結論から言うと、ブログのお題の通り、SendGridがピカイチ!
一方Mandrillは、Eメールマーケティングサービスで有名なMailChimpと同じRocket Science Groupが開発・提供してるクラウド型メール配信サービスです。あのMailChimp系列だからと思って、触ってみたはいいけど、登録上のいろんな規制があって使い勝手が悪い。っていうのも、一番面倒なのは今年一月去年12月から執行された「ドメインの検証」を登録時に求められるから。第三者が代行でアカウントを取得する場合、例えば私の場合、クライアントのウェブサイト用アカウントを代行で取得しないといけないんで、この「ドメインの検証」作業が一番面倒なんです。それなんで、サービスを試す以前に断念ということになりました。
SendGridの何がいいって、やっぱり登録がスムーズに行く点。それと、送信されたメールのアクセス解析とユーザー動向がコントロールパネル上で観察できることでしょうか。Gmailやその他の無料ウェブメールサービスでも、ご存知の通り、一斉メールは送れますが、スパムに引っ掛かる可能性は大いにあるし、果たして送信先全てにメールが届いているのかわかりませんよね?だから、ユーザー動向を通してトラッキングできるというのは、ユーザーに確実にメッセージが届くということ、そしてそれによってなによりも大きな信頼に繋がりますね。
MandrillもSendGridもある程度のメール送信量まで無料です。SendGrid の場合を言うと、月12,000通まで無料。ただし、日本語版SendGridでは、一日400通までのようです。
個人はもちろんのこと、中小規模のウェブサイト、特に予算上バジェットが厳しい非営利団体のウェブサイトなんかは、こういったサービスをうまく利用すると良いのではないでしょうか。