美しき野獣たち


秋もすっかり深まり、こちらはかなり冷え込んでいます。紅葉も楽しむ前になんだか氷雨に流されてしまいそうな勢いの週末でした。

秋といえば、森に囲まれてる我が家の周辺では、オス鹿を良く見かける季節。夏にはほとんど見かけなかった男子たちは、女子を追いかけてよく道路脇やメトロパークに現れるんですね。そう、この時期ロードキル(一般道や高速道路などで車にはねられて死ぬ動物)が多いのもそのせい。ドライバー側の私達も、この時期の運転は気をつけないといけない季節です。

よく見ると角の一部が折れてる
よく見ると角の一部が折れてる
さて、この週末に我が家の庭に現れたのが2匹のオス鹿。たぶんオス鹿をこんな近くで見たのははじめてじゃないかな。しかもオスは単独で行動することが多いから、相棒を連れてなんて珍しいですよね。一匹はかなり大きくて、推定5歳の美男子。まさにシシ神さま?って言いたくなるくらいの綺麗な角をもってました。そして、もう一匹は少々小さめで、推定3歳くらいの若いもん。もしかして親子かな?って思って、しばらくパチパチと写真を撮っていたのですが、ふと気が付いたことがありました。

なんとこのシシ神さま。足を怪我してるではありませんか!前足が大きく腫れてて、引きずりながら歩いていたんです。もしかして車にはねられたのかな?とにかく我が家の庭で食事しながら、時折座り込む姿は見ていてかなり痛々しい。。。そんな姿を見てしまうと、いくらトマトやお花を食べられても許してしまいたくなる。あの足では、おそらく長生きはしないだろうな。。。とか、この冬をちゃんと越えられるのだろうか?とか、いろいろ考えながら、しばらく彼らを観察していました。

今年は10月中旬なのにいきなり寒いので、これから冬はどうなることやらちょっと不安です。
去年は記録的な寒波がこれでもかー!ってなくらい連続して来ましたからね。。。
ちまたの予報では、今年の冬はエルニーニョのせいでマイルドだというけど、やっぱり冬は苦手だな。。。ああ、憂鬱。


↑こちらは翌日やって来たファミリー。ママ鹿と2匹の子鹿たちでした。