光と闇が交差した6月

今日は久々にちょいとマジメな話題を書いてみました。私もたまにはマジメになりますから(笑
ちなみに上の写真は、本題とは全く関係ありませぬ。。。我が家の裏庭にやってくる野鳥たちです。

さて、先週の金曜日、6月26日は歴史的な出来事がアメリカでありました。そう、ついに同姓婚が全州で合法化されたという朗報。テレビのニュースでは、これを待ち受けてた同姓カップルが大喜びする姿が映し出され、こっちもなんか感動しちゃったりしてね。「ああ、だからこの国が大好き!」と思わずにいられませんでしたー。

一方、6月17日に起きたサウスキャロライナ州での教会乱射事件。人種差別からなる白人男性による黒人への無差別乱射の惨劇でした。ここ数年、そういった黒人が白人によって犠牲になる事件が後を絶ちません。ここクリーブランドで起きた事件2件、「12歳少年の白人警官による射殺事件」と「丸腰の黒人男女の白人警官による射殺事件」も記憶に新しいと思います。

公民権を得て50年を過ぎた今日でも、人種差別はなくなりません。いや、まだ50年しか経ってないのかも。それか、もしかしたら月日はいくら過ぎたって、絶対に根絶できないテーマなのかもですね。。。

同様にアメリカに住むマイノリティとして、この種の問題は他人事じゃないと思うのであります。日本も周辺アジア諸国といろいろありますから、人種問題やヘイトクライムは人事ではありませんしね。

同姓婚合法化でお祭りムードのアメリカですが、性的少数派がこの先更なるヘイトクライムの的になるのでは?と危惧してるのは私だけじゃないかも。8年前に黒人初の大統領が選ばれたのにも関わらず、依然人種差別はもちろん存在するし、逆に過激派も増えてるような気もします。とにかく「差別」自体を論じる前に、「銃規制」自体を論じるのが先なのだけれど、市民ではない自分はなんとも言えない無力さも感じるのであります。まあ、いわゆる静かに吠えてる犬みたいですね。

今週末は、アメリカ独立記念日がやってきます。アメリカが初めて自由になった日。本当の意味での「自由」をまた考えさせられます。これからもずっと子供達がこの国で育っていくわけで、この「自由な国」の行く末が以前以上に気になるわけですよ。

とりあえず今は、同姓婚合法化の実現に向けて身を投じて来た運動家・政治家の皆さんに感謝ですね。これで、子供達も将来性別関係なく愛するパートナーと結婚できるから。

最後になりましたが、興味深い記事を見つけてたので、以下にてリンクを貼っておきます。ツイッターから引っ張って来たんで、紛らわしかったらすいません。(東洋経済オンラインの回し者じゃありませんよー。笑)

それと、オバマ大統領が「アメイジング・グレイス」を教会銃乱射事件の犠牲者に捧げた動画。けっこうじ~んと来たのは私だけ?(すいません、ワタクシ。ホルモンちゃんのせいで涙腺弱いらしい。。。汗)
いや、それよりも故人を称える会場の雰囲気がジメジメしてなくてなんか心洗われません?

とにかく、皆さん。雨続きのクリーブランドですが、良い独立記念日ウィーケンドになりますように!

Happy Independence Day!

コメント

  1. Clara さんの発言:

    Gay marriagenの判決について、NPRのNina Totenbergの解説聞いた?彼女の声も感動していて、今回の判決のプロセスをきいたらますます感動して解説が終わるまで車から出られれなかったわ〜。Amazing Graceにはぐっときましたよ私も。とにかくとてもすごい数日でしたよね。

    1. endunham さんの発言:

      今回はNPRは聞いてませんでしたねー。
      でも、私もたまに最後まで聞きたくて車降りれないときありますよー(笑

      それにしても南部の方は、まだプロセスが遅れてるみたいですね。
      しかも教会の放火も続いてたりと、なんだか嫌な雲行きです・・・

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