今回の日本帰省によって、改めてふるさとの特産品の良さを知ったわけですが、その中のひとつがこの「まつも(松藻)」。わかめや秋刀魚の次によく親戚からもらう食べ物で、子供の頃から馴染みのあるものです。日本に住んでいた十数年前は、あまりに身近なものなんで、その良さを実感することはもちろんありませんでした。ええ?またまつも?ってなカンジで、子供の頃は逆に好きでもなんでもなかったくらい(笑)
この「まつも(松藻)」、ネットで調べると食通の人じゃない限り、一般的にあまり知られてない?らしいですね。それなんで、こりゃあ良いネタだ!って思い、ここでちょっとだけ書いてみることにしました。
「まつも(松藻)」は、つまり海藻の一種です。シャキシャキとした食感で、私はうどんに入れて食べるのが大好きです。
ちなみに、以下「まつも(松藻)」についてネットで見つけた詳しい情報を抜粋しました。
マツモ ~ 三陸の海のかおり
マツモ(ナガマツモ科)は褐藻類です。形が松葉に似ていることからその名があります。俗にマツボ(松穂)ともいいます。
北海道と三陸を中心に、北日本の海岸の潮間帯の岩礁に生育します。
色は暗褐色で、全体にぬるぬるしています。
冬から春にかけて成長し、夏には消滅します。長さは約30cmくらいになります。
『本朝食鑑』には、マツモは「参州、遠州の海浜にある。石上に生えて、緑色をしている」とありますが、これはほかの海藻の間違いのようです。マツモは太平洋沿岸北部から犬吠崎あたりまでしか生育しておらず、色も緑色ではなく暗褐色です。採取時期は12月から4月ごろです。
マツモは寒い2~3月に採ったものが柔らかくて香りもいいですねと三陸の沿岸に住む主婦は語ります。しかし、そのころの三陸海岸はシケや雪風の日が多く、なぎの日はめったにありません。
マツモは岩場に生えていますから、足場と波にとくに注意がいるのです。
さらにワカメの採取時期とかさなるためにマツモはたくさん採っている暇がないのです。マツモは三陸の特産でもありますが、その風味や歯ざわりは珍味といえるでしょう。
そのうまい食べ方は「やはり、酢物でしょうね。お酒のつまみに最高です。お味噌汁も磯の香がプーンとにおって、何とも言えません」と 語ります。三陸の三月下旬。 小さなあかりのような、マンサクの咲きはじめるころが、マツモのおいしい季節といわれます。海藻問屋より
まつもはその高い風味と旨さから”海藻の王様”と珍重されてきました。水揚げされてからすぐさま乾燥させてその高い風味をとじこめていますので、味噌汁やお吸い物等食べる前に汁に離すと一気に磯の香りが広がります。
お肌の状態やがん予防に有効なカロテンはその他海藻の約10倍、骨の健康に効くカルシウムは牛乳の9倍、貧血等血液に効く鉄分はホウレンソウの25倍も含有していると言われています。川原田商店より
牛乳の9倍のカルシウムだなんて凄いですねー。特に私、乳酸アレルギーまでいかないけど、ここ数年ほとんど牛乳を飲まなくなったんで、この「まつも(松藻)」はカルシウム摂取には最高だなって。
そういや、日本滞在最終日に山の手線に乗ってたとき、電車内のモニターで「まつも(松藻)」のレシピが紹介されてるのを見かけました。「まつも(松藻)」のてんぷらだったけど、酢の物やお吸い物以外にもそんな食べた方があるんだな~って。私も「まつも(松藻)」を使ったレシピをいろいろ挑戦してみたいですね。
とにかく、今回なにげなく親戚からもらった「まつも(松藻)」。こうやって再発見できるなんて想像もつきませんでしたー。ふるさとを思いながら、これから大事に食べていこうと思いまーす!
松藻って初めて見ました(聞きました?)三陸の海藻類美味しいでしょうね〜!食べたい!!
そうなんですよー。子供の頃はその良さを理解できませんでしたがね。「故郷は遠きにありて思ふもの」じゃないですが、今その美味しさを実感してますよー。わかめも持って帰りたかったけど、乾燥じゃないから諦めました。残念!