恐怖で始まった感謝祭バケーション

やっと感謝祭も終わり、無事12月に突入しましたー。
まずは、お疲れさん、お疲れさん～♪

というのも、こちらは11月第4木曜日が感謝祭で4連休だったんですね。
そんなわけで、我が家は約4年ぶりにジジババが住むニューハンプシャー州に行って来ました。

子供達にとっては、はじめての長旅。実に車で12時間の旅は、来年の日本帰省の予行練習にぴったり！ということで、不安と楽しみが入り混じったドキドキバケーションになったわけです。ニューハンプシャー州へは、オハイオからペンシルバニア州、ニューヨーク州、そしてバーモント州を横断していく旅です。ニューヨーク州の途中までI-90のハイウェイを使い、あとはほとんどローカルルートを使うといったカンジ。出発時は雪も降らず、順調な走りで始まったのですが、後半がまさか恐怖の旅になってしまうなんて。。。あのときはホント思いもよりませんでしたよ。

確かにウィンターストームが東部を襲う天気予報でしたが、私達は少し甘く見ていたんですね。ニューハンプシャーに着いた後にストームがやってくると思ってたのは大きな計算違い。そう、まさにドンピシャリ！（え？死語？笑）バーモント州に入ったとたん霙が酷くなり、ついに雪と化してしまったんですね。そして、キリングトン山（Killington Peak）の山腹を抜けるルートで悪夢が始まったのです。雪はなんと吹雪と化し視界は真っ白、ホワイトアウト！前輪駆動の私の車はピーク手前でついに身動きできなくなったんです。途中けっこうの台数の車がスピンアウトして道端に横転してましたから、それを見ただけでも怖いですよね。だから自分達が立ち往生した時なんて、ただ怖いってもんじゃない！もう恐怖で「死」が頭をかすめるくらいですよ。できる事なんて、ただ祈るくらい。何がなんだかわからない子供達に、「大丈夫、大丈夫！なんとかなるからね。」って自分も泣きたいの抑えて言い聞かせるしかないしね。あー、ホントに寿命が縮む思いでありました。

結局幸いなことに、立ち往生した場所が住宅に続く横道近くだったので、やっとの思いでなんとか車を移動させる事が出来ました。その後、すぐに除雪車がやって来て、その横道も除雪してくれたので、そこで方向転換。そして除雪車の後を追うように、麓にある町まで戻ったわけです。それも怖かったですよ。この山道ルートを登り続けるか、下山するかという大きな賭けでしたからね。でも夕方６時近かくで外は真っ暗。このまま先に進むのは無理と判断して、その日は麓のモーテルで夜を過ごしわけです。

いや、ホントにこの判断は正しかった！翌朝起きたら、このモーテルは満室状態でしたからね。きっと私達と同じように、このルートを進むのを断念した人ばっかりだったのでしょう。モーテル支配人の話によると、どうやら今期初の大雪だったらしく、除雪も準備が整っていなかったのかもと。確かに翌朝も道路は除雪がよく行き届いてませんしたからね。「頼むよー、バーモント州！雪国でしょ？」って思わず言いたくなるくらいでした。この経験で帰りもけっこう心配でしたが、無事何事もなく帰宅。昨夜はどっぷり疲れて、一家で爆睡状態でしたー。

で、結局感謝祭はどうだったん？なんて、突っ込みたくなりますが(笑）。。。はい、それなりに楽しかったですよー。４年ぶりに義理ママの七面鳥ディナーを頂き、Santa’s Villageなるテーマパークにも行き、なかなか思い出に残る旅になりました。

まあ、なによりも子供達が今回の恐怖体験をあまり気にしてない事が一番ですね。恐怖と感じたのは私達だけで、彼らは話題のひとつとして面白おかしく受け止めてるカンジ。それにはホントに安心しましたー。トラウマになっちゃったら、来年またジジババに会いにいけなくなっちゃうしね。

とにかく無事１１月の大イベントも終わり、私は只今風邪っぴき中。
それでも、家族みんなであったかいお家に無事帰れた事にホッとしてます。
やっぱり家が一番ですね～～。