収益金はどこに?

  • 09 / 07
  • 2006

この世の中、災害があれば募金活動を非営利団体が行ったり、ボランティア活動を発起したりと、人的慈愛と協力でお互い支え合っていますよね。去年起きたハリケーンカトリーナによる災害やスマトラ島大津波の時も、非営利団体の代表とも言える赤十字やその他の団体が募金やボランティアを募り、被害に遭った人達を助けたわけです。でも、後になって問題になった事もいろいろありますね。収益基金がいったいどれだけの被災者に手渡ったのか。また、募金と名乗り詐欺や内部関係者による横領が横行した側面も表面化し、そういった善意で行なわれている活動の中には全てが善意とは限らないという事実。

いったいどれだけの人が募金に協力する時、「この募金は本当に被災者を助けるのか」とふと立ち止まり考えるのでしょうね。災害に関する募金活動に限らず、どんな慈善活動において、私はいつも考えてしまいます。こんな風に疑念をもつ自分って、もしかしたら不信感に満ちた人間なんじゃないかって考えてしまいますが…。誰かを助けるために出した自分のお金が、そこには届かず誰かの利益になってしまうとなると、募金もバカバカしくなるのは当たり前だと思うんです。でも、殆どの場合、募金活動を行う側って、どういう事務上の工程が存在し、どのように基金が被災者又は被害者に届くのか、はっきり細かく公開していないのではないでしょうか。(それとも、私が知らないだけ?)

前置きがかなり長くなってしまいましたが、この間亡くなった恩師の生前の功績を称え、彼女の遺作品の書籍出版を目標とするプロジェクトが発案されました。出版は、募金とボランティアにより実現する事を予想されてます。出版における目標は、おそらくより多くの人達に彼女の作品を広めて行くという事、そして多くの教育の場で活用できるようにするためかと思います。ただ、募金とボランティアによって書籍が出版され、店頭に売られるとなると、いったいその収益はどこに行くのかふと疑問に思いました。それとも、出版物はあらゆる教育の場へ寄贈するのか。はたまた、収益金は教育機関へ寄付されるのか。どうもこのプロジェクト発足時には、それが明らかになっていないと思うんです。少なくても協力を募る書類には、記述されてなかったと記憶してます。

そもそも、「〇〇基金」という非営利団体のシステム自体を私は理解していないので、自分で情報を集めて勉強するのが先なのかもしれませんが…。ただ、一般市民がどれだけ、そういった機関のシステムを理解しているのでしょうね。もしかしたら、そこまで考えないかもしれませんね。そんな風に考える自分って、あまりにも事務的で感情から協力したいという姿勢が無いように映るかもしれません。

う〜ん、いったい私って…?ちょい、考え込んでしまいました。

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2 Comments are posted.

  1. しのぶ

    かなり前の話ではあるんですが、アメリカに長期ビザかなにかで滞在していた友達(日本人)が、人通りの多いところに「貧乏な私を助けてください」というようなことを書いた
    空き缶を置いておいたら、毎日2〜3ドルの収入(笑)があった、という話をしてくれました。
    日本でやったってゴミが集まるだけなのにね(笑)。
    これは、アメリカ人がだまされやすい、ということじゃなくて、それだけ募金や慈善活動をするのに屈託がない、ということなんだなと思った覚えがあります。

    日本では町のいたるところに点字ブロックやスロープがあるけど、アメリカではそんなに見かけないですよね。
    反対に、日本人は白い杖や車いすの人をみかけても誰も手伝ったりしないけど、アメリカ人てさりげなく手を貸す人が多いですよね。

    この感覚の違いって大きいかなあって思いました。
    募金って、あくまで一人あたりの出資は小額だし、多少なりとも生活に余裕があるからできることじゃないですか。
    だから、その使い道は細かく分からなくても、この程度の金額で役に立つんなら、という善意がもとにあるんですよね。
    中には私の友達(笑)とか、あるいはもっと悪質な団体もいるかも知れない、けど、そんな裏側を特に考えずに「そういうことなら」と協力できるのがアメリカ人かなあと思いました。
    私はそういうアメリカ人の気質ってとても好きです。

    もちろん、慈善団体であろうと、その収益の行き先は明解にすべきだと思ってもいます。
    ただ、こういう「知らない人にも優しさをちょっと分ける」のが上手なアメリカ人を私はうらやましいと思いますよ〜。
    そして、日本人である私は、赤十字やNHKなどの有名どころにしか募金しません。

  2. endunham

    >>それだけ募金や慈善活動をするのに屈託がない、ということなんだなと思った覚えがあります。

    なるほど、そういう見方があったんですね。確かにキリスト教の精神が社会のモラルの中心になってるので、頷けるポイントですね。

    >>日本では町のいたるところに点字ブロックやスロープがあるけど…

    そう言えば、スーパーマーケットで妊婦さんが物を床に落とした時、中年の女性が「大丈夫?」と言いながら、拾い上げていたのを覚えてます。そうですね、街でも障害者を手伝ってあげたりしてるのをみかけますね。行政が障害者の保護を強制しなくても、すでに社会が、又は一人一人に慈善心が身についているのでしょうね。でっかい国で、でっかい心っていうのは、私もアメリカのいいところと思ってます。

    でも、やっぱり世の中悪い人いるものですから、ちゃんとしたところを選ばないと簡単に騙されちゃいます。自由な国アメリカだけあって、自由に簡単に非営利団体を設立できますので、よくその団体の活動を知らないと後々泣くのも自分です。最近多いのが、〇〇教会後援とか言いながら、慈善投資を募る詐欺です。ホント人の善意に漬け込む詐欺って酷いですね。

    ということで、私もしのぶさん同様、もっぱら赤十字にしか募金しません。

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