日本土産話(2) 義経北行伝説−黒森神社−

  • 06 / 27
  • 2006

お題はまるで「義経北行伝説」のために行ったみたいですが、実際行くまで知らなかったんですよ。宮古市内にある古い神社「黒森神社」は、義経北行伝説があるところのひとつなんですね。去年の義経ブームも体感してない私なので、宮古市にもそんなスポットがあるなんて気づきもしませんでした。今回行った目的は、いわば「御神木巡り」です。

黒森神社には、今回二度行きました。最初は下見のため、二度目は御神木と周辺の緑を撮影しに。実家から徒歩で神社へは、おおよそ一時間ちょっとかかりました。さすがに黒森山の山頂までは、体力の限界で行けませんでしたが、天気にも恵まれて心地良いミニ登山を楽しみました。神社周辺には、やっぱり私以外は誰もいなかったですね。まあ、ゆっくり自然に浸りながらプライベートタイムってなカンジ。

ここの御神木は、樹齢3000年の御祖母杉や御祖父杉(樹齢不明)、そして境内にある樹齢1000年以上の杉、カヤ、モミなど。オバ杉(樹齢6000〜7000年)もあるみたいですが、はっきり見つけるまで時間を充分に過ごせなかったのがちょっと残念です。

黒森神社に向かう途中、バケツとタモを持った少年に出会ったんですが、よく昔どこにでも見かけたような少年ってカンジでなんだか懐かしくなりました。少年が持ってたバケツには、おたまじゃくしがいっぱい。昔の子供は無邪気にそうやって自然の中で遊んでたけど、最近そんな子供はあまり見かけませんよね。

とにかく写真に黒森神社巡りを収めたので、こちらでその一部が見られます。暇な方は、どうぞ覗いて見て下さい。
それにしても、三脚と厳ついカメラ機材が入ったバックを持ち歩いてると、どっかの取材人かと間違われますね。「あれ?何の撮影ですか?」ってよく訊かれましたが、「いや、趣味で撮影してるだけですよ。」と苦笑いが絶えませんでした。

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14 Comments are posted.

  1. aki

    すごく歴史がある神社なんですね〜。「義経北行伝説」。これは・・・やっぱり早口言葉だとかなり難しそうですね。。すみません。。それにしても、写真!見てきましたー!endunhamさんが撮る写真は素敵ですね〜。なんか心が落ち着きます。御祖父杉は一瞬、滝が上から流れ落ちているのかと思いました。よく見ると杉の木なんですね☆どれも素敵な写真ばかり。神の水なんてほんと竹から流れる水の音が聞こえてきそうです。

  2. 映画音楽担当

    映画の撮影で「夜の黒森神社」のシーンがありました。
    ちょうど安雄と弘樹が子供たちを探すシーンです。

    照明があったから良かったものの、あれなかったら恐怖ですよ。
    照明を消すと本当に真っ暗で「霊山」でもあるらしいのでよけいに怖かったです。

    ま、昼でもひとりだとあそこはなんとなく心細くなりますけどね。

  3. しのぶ

    おお、私も去年、平泉の高舘から大槌まで北行コースを辿りましたよ〜。
    2日もかけて(しかも車で)ようやく海に出たところで力尽きました(笑)。
    いつかその先のコースも辿っていきたいと
    岩手県の地図帳には場所をプロットしてあるんですが
    あの時のつらさを思い出すと、なかなかそれ以上先に進めず・・・。
    宮古市内だと、分庁舎裏の判官稲荷神社や
    デンコードーのそばの横山八幡などもゆかりの神社ですね。
    (私って何者なんでしょう 笑)

    前行ったときは、何カ所かで地元の方の話をお聞きすることができたんですが、
    みなさん、義経がここを通ったことを特に疑う訳でもなく
    まるで昨日のことのように話してくださったのが印象的でした。
    場所によってはかなり眉唾ものの(汗)伝説もたくさんあったのですが
    (例えば、義経が置いていったとされる品々がどう見ても最近のものだったり、
     行程として無理があったり)
    しかし、こういうのは物的証拠や科学的事実なんかより
    こういった伝説が今でも当然の事実として周辺住民に大切に守られ伝承されている、
    というのが大事なんだなと思いました。

    >>「あれ?何の撮影ですか?」ってよく訊かれましたが

    私も「岩手日報の人ですか?」とか「めんこいテレビの人ですか?」って聞かれました(笑)。

  4. endunham

    >akiさん
    実は、私イマイチ「北行」の読み方が分かりません(爆)
    ほっこう?ほっぎょう?? (←バカ丸出し;汗)
    ともあれ、写真お褒めあずかりまして、ありがとうございます!
    御祖父杉は、火事で燃えた後の姿なんで、たぶん普通の木には見ないのかもしれませんね。
    ここの神の水は、なかなか美味しかったですよ。

  5. endunham

    >映画音楽担当さん
    あ、覚えてますよ、そのシーン。確かにそうでしたね。夜の黒森で撮影ですか。
    やっぱり夜は一人では、行きたくないですよね。
    とくに御神木がある山の中は、昼でもなんだか厳かな雰囲気がありますもの。
    神聖な場所ってなカンジなのでしょうか、きっと。

  6. endunham

    >しのぶさん
    あはは。しのぶさんの知識の豊富さには参った!
    特に自分で突っ込んでるから、かなりウケました :)
    平泉から大槌までですか〜。ご苦労様ですね。そのやってしまう気力が凄すぎ!

    >>場所によってはかなり眉唾ものの(汗)伝説もたくさんあったのですが(例えば、義経が置いていったとされる品々がどう見ても最近のものだったり、行程として無理があったり)

    あ、それに似た事例関連なんですが…
    日本だけなのか分かりませんが、再建されたものや模造品を歴史ある観光地で大胆に公開してるところ結構ありますよね。再建されたものには、どうしてもしょうがない気がしますが、やっぱりホンモノじゃないとピン来ません。
    強引に「ホンモノ」扱いもちょっと困りますが…(笑)

    やっぱり地元の人ほど興味がないものですから、わざわざ足運ぶ人は珍しいのでしょうね。だから、ギョーカイの人に間違われやすいとか!?

  7. しのぶ

    >>再建されたものや模造品を歴史ある観光地で大胆に公開してるところ結構ありますよね。

    これは日本の建築様式や風習などによるものかも知れません。
    西洋の石造りの建物と違って、日本の建物は木と紙で造られているから
    ちょっと火が出ただけであっという間に燃えてしまうし
    あるいはそういう災害がなくても、いつか腐ったり風化しちゃう素材ばかりなんですよね。
    そこで、日本の寺社仏閣では100年単位で建物の小規模改修をして
    500年単位で大規模改修、というように
    常に更新されて今に伝えられてるんですよね。
    日本最古と言われる法隆寺も、実は何度も改修されているので
    建造当時の木材はほとんど残ってないと思われます。

    あくまで私個人の想像ですが(笑)、
    これは「国内にそういう素材しかない」というよりは
    (日本にも良質な石はたくさんありますから)
    こうやって代々改修を繰り返し、手を加えていくことで
    宗教思想を受け継いでいく、という思想の一環のような気がしています。

    模造品は・・・何なんでしょうね(笑)。
    以前、京都のとあるお寺で模造品の掛け軸を飾っていたところがあったんですが
    そのお寺の関係者さんに無理を言って本物を見せていただいたことがあります。
    紙は風化して、色もすっかり褪せていて
    これ以上外気に晒したらバラバラになってしまいそうでした。
    まあ、これは良い例で、たいていは
    「言い伝えにはあるけど本物が残ってない(または元から無い)」んでしょうね・・・。

    そういえば、endunhamさんならご存じかなあ、
    宮古から盛岡への道を造った牧庵鞭牛(ぼくあんべんぎゅう)という僧侶がいましたよね。
    鞭牛和尚からもらったという小さな陶器の碗が、親戚の家に保存されてるんですが
    このお椀、真ん中に「すみだ川」って書いてあるんですよ。
    これはちょっと「えーーーーーー」と思っちゃいました(笑)。

    あ、あと「よしつね ほっこう」です(笑)。

  8. aki

    あ、これって「よしつねほっこうでんせつ」なんですね!(しのぶさんのコメント拝見しまして。)私はすっかり「よしつねほくぎょうでんせつ」かと思ってました。(笑)だから早口言葉だと舌かんじゃいそうだなぁ〜と、ひそかに思ってたんですが大きな間違いでしたね☆あいたたた☆(笑)

  9. endunham

    >しのぶさん
    なるほど、日本建築様式と風習ですか。そう言われれば、そうですよね。
    気が付きませんでした。確かに西洋は、石造りが建築技術が主要ですものね〜。
    それと世代から次の世代へ受け継ぐっていうのも日本文化の要になってますから、歳とともに手を加えて行くという事に精神的且つ物理的な意味があるんですね。
    ただ去年金閣寺に行った時、あれ全部が再建されたものって聞いて、家族皆ちょっと幻滅していましたから、気になったんですよ。

    鞭牛和尚!!知ってますよ。小学生の頃、社会科で勉強しましたね〜。
    へ〜、しのぶさんの親戚にそんな家宝があるんですか。で、「すみだ川」の文字ですか…(笑)
    すいません、そのオチかなりウケちゃいます。
    伝説は、伝説のままの方がロマンがあるのでしょうね。だから、余計まがい品はいらない気もします。
    そのお椀、言い伝えのままの方が美しかったかも!?

  10. endunham

    >akiさん
    いや〜、「よしつねほっこうせつ」なんですね。
    私も勉強になりましたよ。やっぱり日本の事は、日本在住の人に訊くが一番ですね!
    もうその点、日本ではかなり恥かきましたよ。姉に突っ込まれるわ!突っ込まれる!
    文字上で読む日本語は、大抵自分なりの読み方で解釈するんで、実際正しいなんて気づきませんね。
    もっと、日本語が上手な人と話す機会を増やさないと…。

  11. しのぶ

    すいません(笑)、こういう話って大好きなんで
    性懲りもなくコメントしちゃいます〜。
    (あれ?文字が大きくなりましたか?こちらの方が見やすいですね)

    金閣は三島由紀夫が小説「金閣寺」で描いたように
    昭和時代に寺の若い僧侶によって放火されていますね。
    もちろん、金閣だけじゃなく、関西地方は戦が絶えなかったから
    多くの寺社が放火や戦火で何度も焼失してて、
    京都あたりでは今でもその辺を掘り起こすと炭になった木片が出てくるそうです。
    でも確かに金閣が今でもあんなに金ピカなんて
    ちょっとおかしい感じはありますよね(笑)。

    形あるものはいつかは壊れる、その無常にあえて身をまかせ
    その時代に合った様式や風習に合わせて形を変えていく・・・、
    そういった諸行無常の精神のようなものが日本にはあるのかなあと。

    あと、日本では江戸時代に檀家制度ができて
    国民全員が有無を言わさず仏教徒にさせられて
    多くの神社が寺に変わったり壊されたりしました。
    明治に入ると今度は廃仏毀釈として仏教施設が破壊されてるんですね。
    いつの時代も宗教は政治によって翻弄されるものなんですね。

    >>akiさん
    「北行」って「ほっこう」って打っても出てこないんですよね〜。
    だから私も最初は「きたいき」とかテキトーな読み方してたけど(笑)
    日本は去年、NHKの大河ドラマで義経をやったので
    ちょっとした義経ブームだったんですよ。
    で、私もテレビの特集番組を見て「ほっこう、って読むのか」と
    知ったのでした〜(笑)。

  12. aki

    おーーー、一気にデザインが変わってる〜。素敵です〜〜☆新緑カラーって私とっても好きなんです☆endunhamさんワールド好きですよ。ヽ(^。^)ノ

    >しのぶさん、なるほどですね!日本は去年義経ブームだったんですね〜。すっかり門の外で。(#^.^#) ほっこうでんせつ、また1つ勉強になりました!どうもです☆

  13. endunham

    >しのぶさん
    こちらこそ、コメント欄を大いに活用して頂いてありがとうございます!
    そうなんです、今日はコツコツとブログの模様替えをしていました。
    フォント大きい方がやっぱり見やすいですね。

    なんだか、しのぶさんのお話にはホント感謝!すごく勉強になりますよ。なんるほどね〜、金閣寺の火事の裏には、そんなことが…
    日本って、こうやってみると歴史的に面白いですよね。なんで学生時代
    、勉強しとかなっかったんだろう、私。これから、せっとせっと勉強していきます!

    >>いつの時代も宗教は政治によって翻弄されるものなんですね。
    宗教が先か政治が先がその辺に興味があるんですが、西洋の歴史からだと宗教が政治を翻弄した面もありますね。なんだか、卵が先か鶏が先の世界に近いですが…

    しのぶさんのおかげで、まともに「ほっこう」って読めるようになりました:)
    また読めない漢字あったら、頼りにしておりまーす!

  14. endunham

    >akiさん
    あっりがとうごさいまーす!!そんなに誉められるといい気になっちゃいそうです。(←いかん、いかん)
    やっとまたWPをいじれる余裕ができましたので、パッとテーマと画像を変えてみたんですよ。なんか、前よりテーマがカスタムしやすくなったな〜と。
    また、このデザインに飽きたら変えてみようかなと計画中っす。

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